自虐?……と不審に思われた皆さん、とりあえず私の話を聞いてください。
手作り石鹸にはまる皆様なら誰もが通る道だと思うのですが、しばらく石鹸を作っているうちに「角のきれいな美しい石鹸を簡単に作りたい」と考えるようになりますよね?
で、普通の方ならアクリルモールドやシリコンモールドを購入されるのではないでしょうか?
更に、自立心旺盛で手先の器用な方なら、アクリルモールドを自作されることもあるでしょう。
でもさすがに、シリコンモールドは自作しないですよね……。
する奴がいるとしたら、かなり珍しい脳みその持ち主ですよね?
……すみません、珍しい脳みその持ち主がここにいます。orz
シリコンって、主にアキバ系のフィギュアとか作る方が原型を作るために使うことが多いようです。ふつうなら、そこで「まわれ右」しますよね。
でも、私は直進しました。
「複雑な形ならともかく、牛乳パックくらいの形なら簡単に出来るかぁ♪」と、楽観しました。
そして、かたどりドットコムさんや、多くのフィギュア原型師さんのサイトをまわり、必要な情報をかき集め、道具を買いあさり、去年作ってしまいました。
しかし!そうでなくても雑で粗忽なcogito、結局シリコンモールド“のようなもの”しか作れませんでした。
(使えなくはないんですけど)
で、作った結果から先に発表しますと……
「シリコンモールドは買ったほうがいい!自作していいことは何もない」でした。orz
大きな理由としては、
①コストパフォーマンスが悪い!
(素材のシリコン、型の内型を作るためのプラ板、周りを囲むためのブロック等を買い揃えた時点で、市販されている牛乳パック型シリコンモールドの値段より高くなってしまいました)
②見栄えが悪い!
(cogito式“雑な原型の作り方”のせいで、シリコンモールドに原型のゆがみが完全に再現されました。セロテープ(で貼るなよ!)の跡までばっちりモールドについてました~、ミャハ)
……といった感じです。
これで作った石鹸はどうなるかというと、
はい、角に注目~。
雑に貼ったプラ板の凸凹がリアルに再現されています。
上から見た図。
セロテープ(を貼った跡)の線もくっきり!
すいません、不細工なものお見せして。
でも……いいんです。出来た石鹸はどうせ売り物じゃないから。
どうせ私と家族と友人・会社関係の人しか使わないから。(失意のズンドコ)
どうして“自虐”シリコンモールドなのか、皆さんお判りいただけましたでしょうか?
まあ、最後にせっかくなので、問題のシリコンモールドの写真もうpいたします。
(心臓の弱い方はご遠慮ください)
では、
はいどーん!
アップでみれば判りますが、真空脱泡しなかったので、細かい気泡が入りまくりです。
こないだレッドパーム入りの石鹸作ったから、色素も残りっぱなしです。
もうほんと、私の人生“けものみち”です……。