はじめに念を押しておきますが、今回の自作シリコンモールドの作り方は、かなり行き当たりばったりです。orz
一応ネットでフィギュアの原型を作っている方のサイトとかを参考にしていますが、ちゃんとしたマニュアルに従ってやったものではありません。
(モールド界(?)にたおさんや前田さんがいればいいんですけどね~)
もし「自分もシリコンモールドを作ろう!」と思った方がいたとしたら、この記事だけでなく、面倒でもまずググっていろんなサイトの情報を集めたほうが、確実に参考になるかもしれません。
(私自身もまだ模索中なんです)
ではまず必要なものの紹介。
左上から、シリコンの硬化剤(シリコンについています)、シリコン、計量カップ、粘土、計量スポイト、ゴムベラ。
シリコンは、cogitoはボークスという会社の透明シリコンを使っています。
ある程度透明度があり、値段も手ごろかと思います。(1kg3360円)
それから……
ブロックです。
(お子さんがいる方は、レ○とかでも使えますよ)
それから……
シリコン型をとるための原型。
色々集めては見たのですが、今回は粘土とブロックの量が足りなかったので、イミテーションの巨大ダイヤでいってみます!
あ、それから石鹸を作る際に皆さんが使っているであろうマスク、ゴム手袋、ゴーグルなどもあったほうが安心です。(cogito使用のシリコンはそんなに臭くないですが、メーカーによってはにおいがあるかもです)
①原型を囲むようにブロックで枠を組みます。
(板、プラ板などで囲んでも大丈夫です。その際はシリコンがもれないように目張りを忘れずに)
②一度原型を取り出し、枠に粘土を敷き詰める。
③粘土に原型を埋め込む。
右のへたくそな図のように、原型の一部を埋めます。
④原型がすっぽり隠れるようにブロックの枠を完成させる。
⑤ここから時間との戦い!シリコンに硬化剤を手早く混ぜます。
(メーカーによって分量が違うと思いますので、要注意)
シリコンの硬化が始まるまで10分くらいしかありません。落ち着いて、でも迅速に作業してください。
更にこの際避けられないのが、混ぜたことによって気泡が入ること。
気にせずそのまま枠に入れてしまう猛者もいるかもしれませんが、できればここで「脱泡」という作業が必要になります。
選択肢1:真空脱泡器を使用する……は、機械があまりにも高価なので、おすすめしかねます。
選択肢2:代用の道具を使用~コーヒーやワインの空気を抜く道具や、真空パックを作る道具などがある方
は、それで脱泡することも可能かもしれません。
選択肢3:邪道ですが、どの家にもある「ある家電」を使う。
「ある家電て何?」と思われた皆さん……最初に警告しますが、これは失敗すると大損害です。
リスクが伴うことを承知の上でこの方法をとられる方は、あくまでも自己責任で。
⑥洗濯機の脱水モードで「遠心力脱泡」!
cogitoは、密封容器にシリコンを入れ、ビニールに入れ、タオルを巻き、さらにビニールに入れていらないブランケットでくるんで、隙間にクッションを入れた上で脱水モード1分間……で空気の泡を抜きました。
※万が一シリコンがもれたら、おそらく洗濯機にシリコンが詰まって完全に使い物にならなくなります。この方法を取られる方は万全の注意を払って実行してください。
(お勧めはしません。あくまで自己責任でおねがいします)
⑦枠にシリコンを流し込む。
なるべくゆっくり空気を巻き込まないようにするのがポイントのようです。
それでも細かい気泡が気になる方は、ドライヤーをシリコンに当てて空気の泡をつぶす方法を試してください。
……などという作業を、さっき迄実際にやっておりました。orz
これで24時間後にシリコン型のA面が出来上がります。
明日以降にB面編をうpいたします。
おやすみなさい~。